スピードとおしゃべり

怪我をして、何が変わったって、道を歩いて人に声を掛けられる回数が格段に増えました。
むろん、もともと顔見知り、っていう人ばかりではありますけども。
松葉杖なんかついてるから無理ないけども、「まあどうしたの、大丈夫」から会話が始まる、みたいな。

今までだって同じ道を通って通勤しているのに、この差はなんでかなあ、と思ったら、多分、スピードの問題じゃないのかなあ、って気がしたんですよ。

今日から松葉杖が一本に減ったんですが、そうすると、怪我した方の足もつかって歩かなくちゃなので、より慎重にならざるをえず、かなりゆっくりしたペース（大体いつもの倍以上）で歩くことになるんですね。
疲れもするし、時々休みながらだったりすることもある。

スピードがゆっくりなわりに、自分の中はフル回転なので、咲き始めた紫陽花やら、やたら晴れ渡った青い空なんか、眺めてる余裕は逆にないわけですが。

なにごとにも、経験は妙な収穫をくっつけてくるものだと思います、うん。